白ロムの状態のレンタル携帯の貸し出し
レンタル携帯は白ロムの状態で貸し出すこともできます。
白ロムとは、SIMカードが挿入されていない状態のことです。
SIMカードは携帯電話を使用するために必要なもので、携帯電話サービスを提供している会社との契約に関する情報が記録されています。
SIMカードが挿入されていない白ロムのレンタル携帯は、上記のような情報がないので携帯電話会社から提供された電話番号を利用することができないようになっています。
電話番号を使用しなければ利用できないインターネットのサービスなども、白ロムのレンタル携帯は使用できません。
電話番号を使用して本人の確認をするシステムにも使うことができないので、インターネットでこのような機能を利用したい場合には、SIMカードが挿入されている通常のレンタル携帯を借りる必要があります。
オンラインで認証をする時にも電話番号が必要になることもあるので、このような場合にもSIMカードが入っていない白ロムのレンタル携帯は使えません。
基本的に白ロムの携帯電話は通話のために使用することができないため、通常のレンタル携帯に課せられている法律上の規制もあります。
通常のレンタル携帯は貸し出しをする時に本人確認が必ず必要になりますが、白ロムのレンタル携帯は法律の対象になっていないため、本人確認をする義務がありません。
特定の種類のSIMカードだけをレンタルする場合にも、同じように法律の対象外になっているので本人確認が不要です。
本人確認をしなくてもレンタルすることができるのは、データ通信のみのために使用されるSIMカードです。
こうしたタイプのSIMカードは通話のために使用できないので、不正な目的で使用される可能性が低いので法律の規制の対象外となっています。
ですが通話をするために使用されるSIMカードは、白ロムの携帯電話と一緒に使用すると通常の携帯電話として使用できる場合もあるので、規制の対象外にはなっていません。
こうした規制は国内で発行されているSIMカードが対象になっているので、通話用に作られているものであっても、国外で発行されたSIMカードは対象にしていません。
国外製のSIMカードが法律の規制の対象になっていないのは、日本製の携帯電話に挿入しても通話をすることができないからです。
ですが特殊なローミングに対応できる携帯電話ならば、海外で発行されたSIMカードであっても使用できることがあります。